Q&A

Q.遺言者が負っていた特定の債務を特定の相続人に相続させる旨の遺言がなされ,遺言執行者が選任されました。しかし,遺言執行者が債務の弁済に必要な措置をとってくれません。遺言者の債権者は,遺言執行者を被告として訴訟を提起して,債務を回収することはできますか。

A.債務の弁済も遺言内容を実現するために,一応の必要性,関連性が認められる行為と考えられるので,遺言執行者を被告として遺言者が負担していた債務の履行を求める訴訟を提起できるというのが判例です。

Q.父が遺言を残していたのですが,遺言書の文面が曖昧で内容が一義的でありません。そのような遺言書を解釈するために,遺言外の事情を用いることが許されるのでしょうか?

A.遺言書の解釈に際しては,遺言書の文言のみならず,遺言以外の諸事情を遺言者の真意探求のための資料として利用することが認められます。しかし,遺言書の文言から全くかけはなれて解釈し,遺言の実質的修正を招く結果となることが許されないことは,いうまでもありません。

Q.先日父が死亡しました。父からは,私に有利な遺言書を作っていたと聞いていました。しかし,遺言書は見つかりません。おそらく,父と同居していた私の兄が遺言書を隠したのだと思います。そのような兄に相続分は認められますか。

A.遺言を隠匿したことだけではなく,それによって不当な利益を得る目的があったことが認められなければ,相続欠格事由には該当しません。そのため,同居していた兄に,遺言を隠匿することによって不当な利益を得る目的が認められない場合,兄に相続分は認められます。

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